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紫外線とフリーラジカルのダブルダメージは避ける!①

私たち黄色人種には、白人の人よりも肌の色が濃い分、紫外線を防ぐための盾が多いとのお話をしました。しかし、防衛能力に優れているから日焼けをしても安心とはいえません。なぜならば、強い紫外線は肌の細胞の老化を加速させるからです。結果として、シミやシワができやすい肌になります。中には、ゴルフやテニス、マラソンなど、屋外のスポーツを楽しんでいる方もいると思います。そんな方々にスポーツを止めましょうとはいいません。ただ、屋外でのスポーツは、紫外線によって肌のダメージを受けやすいことを知っていただきたいのです。紫外線は、太陽から地球へ降り注ぐ電磁波のひとつです。

紫外線は、10nm~400nmの波長を持っていて、その波長によって種類が分かれています。全部の紫外線が地球に到達するのではなく、地球の周囲を取り囲むオゾン層によって阻まれる種類もあります。紫外線の中でもUVA(320nm~400nm)とUVB(280nm~320nm)は地上へ到達するのです。UVAの方がUVBよりも地球上にたくさん届いていますが、どちらも人体に悪影響を及ぼす紫外線です。長時間、真夏の太陽の下にいると、肌の表面のガーゼ部分を通過し、その下のハンカチの部分、土台となるスポンジの部分にまで強い紫外線は侵入していきます。スポンジの部分には、コラーゲンやヒアルロン酸などがありますが、それらの細胞や組織は紫外線によって破壊されていきます。すると、スポンジは正常な状態を維持できなくなります。

肌の表面の圧力も支えられなくなり、シワも生じやすくなるのです。これを「光老化」といいます。光老化では、シワだけでなくたくさんのシミもできます。スポンジの部分が破壊される結果、スポンジとハンカチの間にある色素細胞もダメージを受けるからです。色素細胞はシミの原因となるメラニン色素を作る源の細胞です。本来、この色素細胞が被壊されれば、メラニン色素も作られず、シミもできない。ところが、強い紫外線にアタックされた色素細胞は、おだやかな表情を一変させ、まるで怒ったようにメラニン色素をどんどん出し始めるのです。

たくさんできたメラニン色素も、ハンカチの部分が正常であれば、その上のガーゼの部分に押し上げられ、アカと一緒に身体の外に捨てられます。ところが、スポンジの土台が崩れると、ハンカチの部分も壊れるだけでなく、厚みを帯びていくのです。壊れている上にハンカチの層が増えるため、メラニン色素はガーゼの部分まで押し上げられることができません。その結果、どんどんシミができるのです。加えて、危機的な状態を打開しようとして、体内では毛細血管が発達して肌の細胞に栄養を送り込もうとします。ところが、受け取るべき細胞が紫外線で被壊されているために血流は停滞し、肌の色も黒ずみ、イボなどの感染症も起こしやすくなります。こうなると症状は悪化の一途をたどることになるのです。